伊藤豊のサッカー漬けの人生!!

ジュニアのサッカークラブのコーチをしています。みんなにもっとサッカーのこと好きになってほしいと思ってゆる~く、そしてわかりやすくお伝えしていきます。

サッカーの新ルールって?

日本では2019年8月から競技規則が改正され、大きくサッカーのルールが変わりました。
サッカーは、この規則に基づいてプレーをしなければいけません。
しかし、コロナウイルスの影響などもあり、まだ新しいルールに慣れていない…という人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、僕伊藤豊が新しいサッカーのルールをいくつか紹介していきましょう。
 

■新ルールの内容
 
ペナルティーキックの立ち位置
GKは今までの試合では、ペナルティーキック時にゴールライン上に立つ必要がありました。
しかし、今回の改正では、「ゴールラインの上に立つ」あるいは「片足でもゴールラインの一部に触れていればOK」と変更されました。
 
・FK時に壁で陣取りすることを禁止
フリーキックの際、守備側のプレイヤーが壁を作った時に、攻撃側のプレイヤーは全員ボールがインプレーになるまでは、壁から1メートル以上離れなければいけない…というルールが追加されました。
近年、陣取り合戦が問題視されており、その争いを防ぐためのルールです。
GKの視界を隠すのはOKですが、壁で陣取り合戦ができなくなりました。
もし、攻撃側のチームのプレイヤーがこのルールに違反してしまったら、守備側のチームに間接フリーキックのチャンスが与えられます。
チャンスを相手に取られてしまうため、気を付けて試合をする必要があるでしょう。
 
・VAR解説
VARとは、ビデオ・アシスタント・レフェリーの略で、新しくJリーグに正式に導入されました。
主審を映像によって補助する審判のことを指します。
VARを導入することで、重大な見逃しをなくすことができます。
僕が教えている小学生のサッカーチームでVARを使用する機会はありませんが、どのように審判が判定をしているかを観察するのも面白いかもしれませんね。
 

■その他のルール変更って?
 
紹介した以外にもルールの変更点があります。
例えば、アンダーシャツのカラーは、ユニフォームの袖と同じカラーでもOKになりました。
また、ベンチのチーム役員も警告・退場が掲示されるように。
指導者がベンチに座る際は、行動や言動に気を付ける必要があるでしょう。
他にも、「クーリングブレーク」や「飲水タイム」が明確になりました。
そして、コイントスの場面においても、勝った方が「前半に攻める」か「キックオフ」を行うかを決められるように変わりました。
 

国際的には、サッカーの新ルールが2019年6月から適用されており、日本では同年の8月から適用されました。
変更点をしっかり把握し、新しいルールに慣れましょう。