【小学生のサッカー練習!】正しい熱中症対策方法って?①
8月になり猛暑日が増えましたね。
サッカーを夏に行う場合、熱中症に気を付けて練習をしなければいけません。
僕、伊藤豊がコーチを務めているサッカーチームでも熱中症対策をしながら練習を行っています。
いつ水分補給を行い、何を飲むのが正解なのかなど正しい熱中症対策方法を2記事に亘って紹介していきましょう。
■熱中症の症状
熱中症は、症状に分けてⅠ~Ⅲに分類されています。
Ⅰ度:熱失神
・めまいや立ちくらみ
・手足のしびれ
・筋肉痛
・不快感
Ⅱ度:熱疲労
・頭痛
・吐き気または嘔吐
・倦怠感
・軽い意識障害
・集中力・判断力の低下
Ⅲ度:熱射病
・けいれん
・意識障害
・高体温
・手足の運動障害
Ⅲ度では、Ⅱ度の症状に加えて肝機能障害や血液凝固異常なども見られます。
軽度であれば、経口補水液を飲むことで症状を緩和させることができますが、Ⅱ度やⅢ度の症状が見られる場合には医療機関での診察または入院治療が必要です。
■サッカーの練習中の熱中症予防に適切な飲み物は?
サッカーの練習中に熱中症になることを防ぐには、水分補給が大切です。
ただ水分を補給すれば良いというわけではありません。
運動時には、良く冷えたスポーツドリンクを飲むことを僕伊藤豊はおすすめしています。
スポーツドリンクには、ナトリウムが含まれており、100mlあたりどのくらいのNaが含まれているかに注目して選ぶ必要があります。
100mlあたり40~80㎎のNaが含まれているスポーツドリンクを購入してくださいね。
■どのタイミングで飲むのがベスト?
「のどが渇いた」と感じる前に水分を摂ることを、「ウォーターローディング」と呼んでいます。
サッカーを行う前に、事前飲水をすることが大切。
スポーツドリンクを一気に飲むのではなく、適量飲みましょう。
僕のサッカーチームでは、練習中に15~30分に1度休憩時間をとるようにしています。
この時に各自自由に水分補給をしてもらっていますよ。
■子供は特に熱中症に注意が必要!
子供が汗をかいているかどうかで熱中症か判断される親御様は意外と多いです。
しかし、汗をかいていないとしても熱中症になっている可能性はあるため、他の症状が見られるかどうかも判断材料にしなければいけません。
子供は元気そうに見えていても体調が急に悪化してしまう生き物です。
そのため、運動・栄養・休養のバランスを守って日頃から体調管理をすることが大切でしょう。
子供のサッカーの練習中には、しっかりと適切なタイミングで水分補給を行うことが重要です。
熱中症にならないためにも、体調管理をしっかりと行ってください。