伊藤豊のサッカー漬けの人生!!

ジュニアのサッカークラブのコーチをしています。みんなにもっとサッカーのこと好きになってほしいと思ってゆる~く、そしてわかりやすくお伝えしていきます。

ごはんはとにかくたくさん食べれば良いわけではない!

スポーツをしている男の子は、たくさんご飯を食べるべきだと思っている親御さんは少なくありません。
実際に、伊藤豊がコーチをしているチームでも、ご飯をたくさん食べた方が良いと考えている親御さんもいらっしゃいます。
しかしそれには弊害があると言われているのです。
今回は、たくさんご飯を食べるべきだという考え方から生まれる弊害について伊藤豊がご紹介します。
 

■「良い食事」を意識する
 
「良い食事」というと、皆さんはどのような食事を思い浮かべますか?
無形文化遺産にも登録されていて、日本が世界的に誇れる和食でしょうか?
和食は、健康食とも言われています。
そのため、毎日和食にすれば健康的な体を手に入れられると思っている人もいるかもしれません。
しかし、いくらバランスの良い和食でも調理の仕方によって栄養素が含まれる量や質が大きく変化してしまうことを頭に入れておかなければいけません。
毎日、ご飯と納豆に味噌汁、そして焼き魚という朝食ももちろん魅力的です。
しかし、たまにはチーズトーストと目玉焼き、生野菜のサラダといったメニューも取り入れると、よりバランスの良い栄養素が摂れるようになります。
なぜかというと、栄養素は調理の仕方によって、吸収のされやすさが異なるからです。
 

■量を食べることが必ずしも良いとは限らない
 
サッカーなどのスポーツを頑張る男の子は、たくさんご飯を食べるべきだと思われがちです。
確かにたくさん食べることでスタミナがつくように思われますが、ただたくさん食べるだけでは良くないのです。
量だけではなく、質も重視しなければいけません。
最近の食事は、炭水化物やたんぱく質、脂質は十分摂れています。
しかし、炭水化物やたんぱく質、脂質をエネルギーへと変化させる役割を持つビタミンやミネラルは不足傾向にあります。
そうなってしまうと、肥満体系の子どもが増えてしまいます。
その結果、たくさん食べてもスポーツ向きの体型にはなっていない子どもが増えてしまっていると言えるでしょう。
 

スポーツをしている男の子は、たくさん食べるだけではなく、栄養をしっかりと考えたメニューをバランスよく食べるように意識してみてください。
もちろんサッカー女子にも同じことが言えます。
緑黄色野菜や肉、魚などをバランスよく取り入れたメニューを作ることができれば、スポーツにも取り組みやすい体作りができるでしょう。
もしも、1日3食の食事で取り入れにくい栄養素がある場合は、サプリメントの使用も視野に入れてみるのもおすすめです。
サプリメントは、あくまでも補助的な食品だとわかって使用していれば、大きな問題にはなりません。