伊藤豊のサッカー漬けの人生!!

ジュニアのサッカークラブのコーチをしています。みんなにもっとサッカーのこと好きになってほしいと思ってゆる~く、そしてわかりやすくお伝えしていきます。

ゴールキーパーをしている子供の保護者のあり方

サッカーはチーム競技でもあるため、選手の一人ひとり役割を持っています。
その1つにゴールキーパーがあります。
今回は、伊藤豊がゴールキーパーをしている子供の保護者のあり方についてお話していきます。


■15歳までは学習期

サッカーの正解では、15歳までの間は学習期だと考える人もいます。
レーニング期じゃないの?と考えている保護者の方も多くいますが、ジュニア時代だからこそ、基礎的な動きをしっかりと身につけて欲しいのです。
もちろん、ゴールを守る技術を身につけることも大切ではありますが、基礎的な動きや考え方をしっかりと学ばなければその後、どれだけ実践的な練習を積んだとしても良いプレーにつながる可能性は低いです。
また、保護者の中には、練習時間を延ばしてでももっと鍛えて欲しいと言われることもあります。
しかし、練習をたくさん行うのは、基礎がしっかり身に付いてからのことです。
最初の頃は、頭で考えながら行動に移して、構えのポーズをしたり、ボールに対しての動きをとったりするわけですが、基礎練習を繰り返すことでそれらが自然とできるようになります。
そうなって初めて練習してきたことを自分のものにすることができたと言えるのでしょう。
たくさん練習時間をとって、実践的な練習をすれば保護者は見ていて満足するかも知れません。
しかし、子どもからしたら、その分新しいことも身につけなくてはならず負担が大きくなってしまいます。
1回の練習で様々なことを行うのではなく、1つずつしっかりと身につけていくことのほうが大切だと伊藤豊は考えています。


■どんな選手も失敗することを忘れてはいけない

ゴールキーパーは、試合において重要なポジションでもあります。
自分のミスがダイレクトに失点につながってしまうこともあるため、本人はもちろんのこと保護者もハラハラドキドキしてしまうことでしょう。
しかし、プロのサッカー選手であってもミスをするというのも事実ですよね。
プロ選手でもミスをするのだから、ジュニアサッカーでミスをしないなんてことはあり得ないでしょう。
そう考えれば、保護者の気持ちも楽になるのではないでしょうか?
試合でミスしてしまうとショックが大きいですが、サッカーはあくまでも遊びに延長として位置付けることで、気負いすることなくサッカーを楽しむことができるようになるでしょう。
保護者も、勝敗にこだわるのではなく、サッカーを楽しむことに優先して練習させるのがおすすめです。