伊藤豊のサッカー漬けの人生!!

ジュニアのサッカークラブのコーチをしています。みんなにもっとサッカーのこと好きになってほしいと思ってゆる~く、そしてわかりやすくお伝えしていきます。

ケガをしたときの対処法とケガを防ぐためにできること

サッカーの練習中や試合においてケガをしてしまうこともあります。
サッカーをしている子供たちの中には、サッカー選手になりたい、コーチや監督として活躍したいなどと言った夢を持っている人もいるでしょう。
ふとしたことをきっかけにケガをしてしまい、将来の夢を叶えることができなかった子供たちもたくさんいます。
今回は、伊藤豊がケガをしたときの対処法やケガを防ぐためにできることについてお話していきます。


■ケガと痛みは別ものとして考えよう

ケガとは、転倒や打撲、骨折などというように原因がはっきりしている場合に使います。
ケガは、症状の原因が何なのかがはっきりしているため、その症状に合った対処を行うことができます。
それに対して痛みは、気がついたらいつも痛いというものです。
原因がはっきりしないため、いつからその症状が出ているのかを把握するのも難しいです。
ここで注意して欲しいのが「成長痛」です。
成長痛は、2歳から7歳までの子どもに現れる症状のことで、10歳以降に成長痛が症状として現れることはありません。
10歳以降で成長痛と医師に診断されるケースもありますが、それは原因不明な痛みがあるが特に問題はない時に使用されます。
10歳を過ぎての痛みは、骨軟骨障害など何らかの病気の可能性もあるので、注意が必要です。


■ケガをしたときはどうする?

ケガをした場合、症状に応じた対応が必要です。
擦り傷などの軽いケガであれば、消毒をして様子を見ましょう。
ケガの状態にもよりますが、自分で歩けるようならば、当日中に病院に行って診察を受けるようにしましょう。
しかし、走っている最中に急に倒れてしまった場合には、すぐに救急車を呼んで必要であればAEDやCPRを行います。
頭を打った後に吐き気が出てきた場合は、すぐに受診するか救急車を呼んでください。
転倒した後に手足のしびれや麻痺を感じた場合には、脊髄損傷の可能性があるのですぐに受診してください。
転倒して手足が変形していたり大きく腫れあがる場合には、骨折の可能性があるので受診する必要があります。


■ケガを防ぐためにできること

ジュニアサッカーで一番多いケガは骨折です。
成長期でもあるため、骨の強度が弱くなっていて横から力が加わってしまうと、すぐに折れてしまうのです。
そういったケガを防ぐためには、骨を強くすることはもちろんですが、レガースなどを活用するのもおすすめです。
また、ケガはジュニアサッカーの時だけとは限りません。
家の中や学校の休み時間などでもケガをする子も多くいるので、普段から子供たちの様子を見守ることが大切だと伊藤豊は考えます。
痛みが出た時は、その原因をわかる範囲で解明して正しい対処をしましょう。