伊藤豊のサッカー漬けの人生!!

ジュニアのサッカークラブのコーチをしています。みんなにもっとサッカーのこと好きになってほしいと思ってゆる~く、そしてわかりやすくお伝えしていきます。

子供がサッカーを上達するには親も変わるべき

ジュニアサッカーのコーチとして多くの子供たちを指導しています。
練習や試合で様々な子供たちの親を見てきましたが、サッカーが上手になる、上達する子供の親を見分けることも僕なりにできるようになってきました。
親としては、サッカーを始めたからには上手くなってほしいと思うはずです。
しかし、子供に声をかける内容によっては子供のやる気や伸びしろに影響を与えるため、言動には注意してほしい点もいくつかあります。
そこで、サッカーが上手い子供の親に共通する点を伊藤豊が紹介していくので、サッカーを習っている子供がいる親御さんは参考にしてほしいと思います。

■共通点その①:褒めすぎない
 
自分自身も思いますが、自分の子供は誰よりもかわいいです。
サッカーをしている姿を見ると、自分の子が1番!なんて思ってしまいますよね。
試合で活躍したときには、周りからも褒められるので、「本当にすごいんだ」と勘違いしてしまうんですよね。
親が子供に期待すること自体は間違っていません。
しかし、あまりに「上手」「プロになれる」と褒めすぎてしまうと子供も勘違いしてしまいます。
チームの中でも上手だから、「練習しなくても大丈夫かも」「今日は少しのんびりしよう」などと思ってしまえば、練習にも身が入らないでしょう。
得点を決めたときや練習を頑張ったときには、褒めることも大切です。
しかし、「褒めすぎ」は良くないことだと僕は思います。

■共通点その②:程よい距離感で接する
 
サッカーが上手い子供の親は、距離感が絶妙であると思います。
サッカーは、コーチの言うことを聞くことも大切ですが、自分で判断して動くことも大切です。
子供のすることに何かと口を挟む親の元で育てられた子供は、何かを言われてからじゃないと動かない性格になってしまいます。
間違ったことをしてしまえば、親やその他の人に迷惑をかけてしまう…といった考えによって自分で動くことができなくなってしまうのです。
親の伊藤豊としては、口を挟みたくなりますが、コーチの伊藤豊からすると、やはり口を挟みすぎる親は良くないと思います。
子供が自分から動けるよう程よい距離感を保って接することが大切だと、僕は考えます。

親としては褒めすぎない、口を挟みすぎない、ことは難しいでしょう。
しかし、サッカーだけでなく勉強でも同じことが言えます。
子供が成長できるように、言葉にしたい思いをグッとこらえて、子供と関われるように自分自身を見直すことも大切です。