伊藤豊のサッカー漬けの人生!!

ジュニアのサッカークラブのコーチをしています。みんなにもっとサッカーのこと好きになってほしいと思ってゆる~く、そしてわかりやすくお伝えしていきます。

未就学児がサッカーを始める際に知っておきたいポイント

小さいうちからサッカーをやらせて、将来活躍してもらいたいと思っている親御さんもいるのではないでしょうか?
しかし、未就学児からサッカーを始めるのであれば、いくつか注意しなければいけないポイントがあるので、伊藤豊がご紹介していきましょう。
 

■サッカーをすることの弊害を理解する
 
サッカーは、テニスや野球などのスポーツと同様に、筋肉や関節に負担がかかってしまいます。
また、専門的なテクニックを身に付ける必要があるため、体が成長しきっていない未就学児にとって大きな負担になってしまう可能性があるのです。
もしも小さいうちからサッカーに触れさせたいのであれば、いろいろな運動をさせるなどの準備をしなければいけません。
昔は、外で鬼ごっこや木登りなどアクティブな遊びをすることで、基本的な運動能力が身に付きました。
しかし今は、基本的な運動能力がない状態でサッカーを始める子どもも多く、そのような子はいつか伸び悩むタイミングがやってきます。
つまり、小さいうちはサッカーに特化するのではなく、いろいろなスポーツを経験させたほうが良いということになるでしょう。
 

■未就学児ならではの練習メニューを考える
 
未就学児はまだ体が未熟です。
そのため、小学生のお兄さんやお姉さんと同じような練習メニューをこなすことは大きな負担になり、悪影響を及ぼす可能性もあります。
未就学児のうちからサッカーを始めさせる場合は、ドリブルやキック、リフティングなどのテクニックの練習ではなく、スポーツをする上で重要な反応能力やバランス能力、リズム能力などを伸ばすトレーニングをメインにしましょう。
このトレーニングは、コーディネーショントレーニングと呼ばれていて、YouTubeでもどのような方法ですればいいのか見ることができます。
楽しく遊び感覚でできるトレーニングなので、本格的にスポーツを始める前に取り組んでみると良いでしょう。
コーディネーショントレーニングを行うことによって、基礎的な体力も身に付き、小学生や中学生になってからの運動能力も必然的にアップできるというメリットがあります。
 

スポーツを小さいうちから習わせることで、将来的にも活躍できると思っている人は少なくありません。
しかし、未就学児は体がまだ未熟なので、本格的なサッカーの練習は負担にしかならない可能性があることを覚えておきましょう。
そして、コーディネーショントレーニングを行うなど適切な練習を取り入れれば、サッカーの上手な小学生へと成長する可能性が高まると伊藤豊は考えています。